財政力指数とは、地方公共団体(都道府県、市区町村)の財政力を指数です。財政力指数の計算方法は、基準財政収入額÷基準財政需要額となります。
単純に考えると、収入額÷支出額で計算しているので、
例えば、収入額が100万、支出額が40万だとした場合、100万÷40万=2.5となります。
収入額が100万のままで、支出額が80万だとしたら、100万÷80万=1.25。
収入額が100万のままで、支出額が120万になると、100万÷120万=0.83となり、収入額に対する支出額が増える程、数値が小さくなります。
したがって、財政力指数は数値が大きいほど財政に余裕があることになります。
地方公共団体が、国から貰う地方交付税(普通交付税)は、財政力指数を基準に交付する/しないを判断しています。
財政力指数が「1.0」を超えた場合は、裕福な団体(支出より収入が多い)のため地方交付税は貰えません。
財政力指数が上位に来るのは、発電所がある団体、大企業がある団体、超有名観光地、大都市が高い傾向にあります。逆に北海道、九州の団体は低い傾向にあるようです。
平成22年度、全国で一番財政力指数が高いのは、愛知県飛鳥村で2.55。2位が茨城県東海村の1.69なので、ブッチギリ1位です。
逆に一番低いのは、鹿児島県三島村の0.05となります。
順位 | 都道府県 | 市区町村 | 市区町村類型 | 財政力指数 | 備考 |
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1 | 愛媛県 | 四国中央市 | 2-0 | 0.81 | |
2 | 愛媛県 | 松前町 | 5-2 | 0.75 | |
3 | 愛媛県 | 新居浜市 | 3-1 | 0.74 | |
4 | 愛媛県 | 西条市 | 3-1 | 0.72 | |
5 | 愛媛県 | 松山市 | 中核市 | 0.70 | |
6 | 愛媛県 | 今治市 | 4-1 | 0.59 | |
7 | 愛媛県 | 伊方町 | 3-0 | 0.52 | 伊方発電所 |
8 | 愛媛県 | 東温市 | 1-1 | 0.50 | |
9 | 愛媛県 | 砥部町 | 5-2 | 0.46 | |
10 | 愛媛県 | 伊予市 | 1-1 | 0.41 | |
11 | 愛媛県 | 八幡浜市 | 1-1 | 0.35 | |
12 | 愛媛県 | 宇和島市 | 2-1 | 0.35 | |
13 | 愛媛県 | 大洲市 | 1-1 | 0.35 | |
14 | 愛媛県 | 内子町 | 4-0 | 0.26 | |
15 | 愛媛県 | 西予市 | 1-1 | 0.25 | |
16 | 愛媛県 | 上島町 | 2-1 | 0.23 | |
17 | 愛媛県 | 愛南町 | 5-0 | 0.23 | |
18 | 愛媛県 | 鬼北町 | 3-2 | 0.21 | |
19 | 愛媛県 | 久万高原町 | 2-0 | 0.18 | |
20 | 愛媛県 | 松野町 | 1-0 | 0.15 |